2010/03/15

上位表示よりアクセス解析がSEOには重要

姫君よりご依頼戴いた為、解説して進ぜよう。

@boss_ ランキングをみることよりも、アクセス解析がSEOで重要なことを、カンタンでわかりやすく説明したいのですけど、何かイイたとえかたってあります??

比較すべきは上位表示よりアクセス解析という相対比較で有って、決して上位表示がカスでアクセス解析万歳という意味に非ず。目的は成約や達成などのコンバージョン。しかしそのコンバージョンよりアクセス解析は重要。もちろんこれも相対での比較。

 

上位表示にこだわる視界の狭さとは?

今が2010年3月だから1年と半年前、2009年9月頃にやたら上位表示やh1、h2にこだわる時代が有ったが過去形。否定はしないし実際このブログでもh3や4を書くけれど 見易い というのみ。人間が。

hxタグというで見る事がSEOなら上位表示ものSEO。リアルなゲームとして面白いと感じ、自分では無く藤井君に任せ1年強。私個人は順位推移を測り記録するGRCは3年程前から使っているし、何よりも重要なツールと思っていた。けれど実は違った。

  • GoogleAnalytics
  • GoogleWebMasterTool
  • YahooSiteExplorer

これら3つでSEOは事足りる。

順位やインデクスの記録は完全におまけ状態。未だにTB-PageRank、ゴミのような被リンク数、検索のヒット件数を大仰に語り散らす方々は面白いけれど視野が狭く時間の無駄。そんなもんの数個に過ぎない。

 

検索順位を見ないSEO対策とは?

前置きが長いけれど私は毎日検索順位を気にして定時になると自動的にランキングやインデクス数を抽出して記録する。いかに需要有るKW(キーワード)で1位を取るか。成約有るKWを拡散しまくるか。

やっていれば解るけれどKWの順位全てが見える事は絶対に無く、例え300個をGRCに登録したとしても実際のアクセスは別に数万のKWで集客される。順位で見るものはミドルKW以上。月間1万が下限、10万以上をビッグとするなら狙いは300も無くせいぜい数個。有っても十数個。20種類を超えるなら相当な規模で展開せねば評価される事は困難。

順位を見る事は一点集中のSEOという名のゲーム。私はゲームをしているけれど、EC絡む利益追求の企業SEOにそのようなゲームは有り得ん。

 

アクセス解析はソナー、順位を見るは潜望鏡

本題。私のSEOはゲーム。藤井君のやっているSEOは100%ビジネス。

目視して砲撃するSEOゲーム

順位を潜望鏡で海面を見れば、一直線先に見える戦艦は明瞭に映り護衛艦も良く見えよう。ゲームSEOとは潜水艦ゲームのようなもので、見えない敵に対して砲撃をし航空機へ爆撃を指示する。なぜ見えないかは、あらゆる検索結果を常に見張る事が出来ぬから。当てずっぽうでもとりあえず撃たなければ解らない。判ったとしても一隻の戦艦や巡洋艦。敵は無数に居り、全てを撃つには弾が大量に必要。

お解りか。潜望鏡で見える戦艦というビッグやミドルKWは確かにターゲットになるけれど、それだけを目視していると実際の位置が見えず、ブラウザの種類やバージョン、cookieや検索のデータセンターという蜃気楼に惑わされる。

感性を磨くソナーこそ優秀なビジネスSEO

検索順位は先に書いた通り蜃気楼のようなもので、実際の検索順位はブラウザの種類やログインなどで変わり『1位になったぜ!ヒャッホー!!』は遊び。誰が見ても1位だとしても数秒後に順位は変わるやも知れず。そのでSEOを語るはゲーム。何年前からやっていようと無関係。今のSEOに昔のSEO対策は通用しない。

潜水艦に例えているけれど、本物のSEO担当はソナーで有り潜望鏡で外を見なくとも結構。検索順位表示という蜃気楼に惑わされず、Yahoo更新だとかアルゴリズムという雑音に惑わされてはならない。戦死して情報商材詐欺になり果てた阿呆も居る程に。

担うサイト全体のアクセス数を見つめ、どのようなKWで集客しているか。集中して見ていればKWの関連、日本語特有の繋がりを感じる事が出来、今何をすべきかが数値の中に見えて来る。もちろん私もソナーとして見ているし、ゲームとしてのSEOもやっているから言える。

どちらかと言えば潜望鏡は不要。GoogleAnalyticsでトラフィックを監視しクリックイベントで流出を記録する。イベントが取れるなら導線も取れる。外は見なくて良く、超音波で外と海中を同時に感じていれば順位など後からどうとでもなる。ならなければ力が足りないのだから潜っていれば良い。無理矢理に順位で勝とうとするならそれはスパムと言いSEOとは言わない。

順位ってのは他人が居るから成り立つもので、自分が何位という見方はおかしいと思わないだろうか。私のサイトが昨日1位だったのに今日は30位です。そりゃ他の29ページが上がったのかも知れない。順位を気にする人間は悪性のSEO病

 

SEOは長期戦、ロングテールとは?

SEOを本気で考え1~2年の私が言うのも何だけれど、付け焼き刃の自爆は飽きた。

なぜSEOは長期戦、半年以上かかりロングテールなどと言われるのか?

ロングテールとは直訳で長い尻尾。時間が長くかかるとは別の意味。アイレップが言うロングテール、長期とはここ。ピラミッド構造による人間とクローラへの導線設計、自然にスモールKWを配置したページの繋がりが効いて来るのがロングテールの意味。長期間はそれらの効力でトップページやカテゴリトップがミドル、ビッグKWを取れるという意味。ピラミッドは一つでは無く複数の大小が配置され、サテライトという名のスフィンクスがピラミッドを護っている。

スフィンクスを1000個作ってもピラミッドが砂上の楼閣では観光客は金を落とさない。

上位表示は重要。しかしそれは艦長が具体的に目標を判断をする際一時的に見るもの。

海中に潜った(失礼承知)私らが関わる中小ECは、ひたすらソナーで周囲を探っていれば、いつかは海上に出て多くの観光客を集める事が出来る。SEOは蜃気楼をクソ真面目に見るもんじゃない。ソナーの言葉を信じて多くの進路を探しまくる事。

上位表示よりアクセス解析がSEOには重要 という話。

続きはまたいずれ。

Related Posts with Thumbnails