2010/08/20

発リンクの危険性と人間マネジメント

久々にtwitterでぼやいているとsuganeさんからご意見頂戴。もう1つはログインした直後に見てしまったouchicomさんのぼやき。月給取り合宿を終えて30日経過し何かとリフレッシュしたので突っ掛かって進ぜよう。

 

自作サイトから発リンクをしない理由とは?

良く読もう。以下全文引用。

ouchicom    自然な外部リンクを獲得する美しい説明を読むのはうれしいけど、現実には、皆、日常のウェブ活動の中で、リンクはしない、という事実と向き合わないといけない。あなたとあなたの周囲の人たち、今月、リンク何本しましたか?

自然な外部リンクを獲得する美しい説明とは?

SEOとは自然な外部リンク(ナチュラルリンク)を得る事が至高。何より重要で現在では数より質、関連性が重要と言われている。情報源はもちろん海外SEO情報

SEOで真っ先に思い付く人物と言えばseokyoto、やや手前味噌臭いけれど身内ネタではpillcase seoの二人。特に松尾さんの説明は常に情熱的で正道、稀にダークサイドも有るけれど白い事は実践し公開しているからぐうの音も出ない。手本のような人間だけれども、それは彼が創造し実行し結果を出すからで有って、正直松尾氏ほどの物を創る人間は滅多に居らず。

藤井君も言うは易し行うは難しを精神的に思い知っており、簡単に良いコンテンツを創って下さいなどとは最近聞かない。普通出来ない為。誰がやるかは支援事業者、または現場の人間で有り、本当のクリエイターは訪問者という事に気付くまで相当の時間が掛かる。

被リンクを得る為の美しい説明とは意味を知っていれば誰にでも出来る事で、己が出来ずともそういう人間を発掘すれば良く、現場で磨けば良い事になるけれど、そういう人財はまず居ない。その手の説明を読めば嬉しいし、本を読んでやった気になる人間には自己満足のゲージが上がるかも知れない。大内さんはそういう事も含めて言っているのだと思う。

リンクをしないという事実とは?「今月何本リンクしましたか?」

間違い無く私が勘違いしているのだろうと思うけれど、現場に入っている、または密着して見ているなら何故発リンクしないのか解る。3例、それがECか、ブログか、SNSかで意味は変わる。

ブログからの発リンク

するだろうか?私はする。twitterで絡んだ私のぼやき。

その真意とは?なぜリンクをしないかは信頼や関連性の危惧。私は月10万文字を書き30ページから100以上発リンクする

私ならばという1サンプルの限定ではリンクはする。本文に大して何割という思考はしないけれど、1本も出す必要が無ければしないし、リンクまみれのまとめ記事もやる。内部リンクを2本、発で10本もやる。

ECサイトからの発リンク

するだろうか?私はしない。

もし私がWebチームのディレクターなら発リンクは全て許可を取るよう言う。手前が一人でやっているドロップシッピングならまだしも、企業の経営に関わる、要するに信頼を損なう可能性が有るなら徹底的に規制し、発リンクは全て記録しつつ毎日点検しなければならない。

リンク先が例え権威有るサイトだとしてもドメイン失効で1ヶ月半後にスパムサイトになっていないとは限らないし、人気サイトだとしても売られて運営者が悪意有る人間ならば話は変わる。リンク先が企業なら倒産して404連発するかも知れない。また書くけれど404多発は致命傷。

SNSからのリンク

被リンクとして直接的な価値は無くクローリング強化、サテライトやデュプリケート(コピーサイト)からの被リンクしか役に立たない。これならいくらリンクしても良く、twitterやmixiなどからリンクを貼っても知った事では無い。

ただね、SEOかぶれのマニアども良く聞け。皆がリンクを貼るという習慣が有るとは限らず発想さえ無いかも知れない。fontとかやっていたhtml時代ならリンクの習慣は有り発想もするけれど、最近の若いWebデザイナはリンクとは内部リンクの事と思っている。

だから「今月何本(発)リンクしましたか?」とは、そのような一般的なWeb屋では無くSEOを知るマニアの言う事。ECサイトで書いた通り、信頼の危惧も有り簡単には貼れない。私が個人なら気付かなかったと思うけれど、クライアントは様々。皆が何でも知っているなら私らは必要無かろうと。

 

発リンクにプラスは有れどマイナス無し

実験という言葉は言い訳や言い逃れになるけれど、私が実験している内部SEOしか考えないブログでは当初、とは言っても開始から1年半は発リンクに全てnofollowを付けていた。

100%信頼出来るサイトは身内のみ。どこがいつどうなるか判らないし、メンテナンスや気付かなかった時間の代償がでかすぎる為。また、PageRankの転送がどうしても引っ掛かり、nofollowしないよりする方が0に近付く為有効と推測。

実験サイトの名の通り、ある日突然nofollowを外してみた。本来は全記事のnofollowを数分で無効にする(MovableTypeだから正規表現の置換で消せる)よう考えていたけれど、アクセス数が常に安定しない為、実験的にやってみた。

するとどうだろう。何も変わらない。

旬のキーワードで10位以内を狙えば行けるし、競合若干有りと推測してトップを狙うと1位になる。今まで無駄にbyte数を増やしたページは何だったのか。nofollowに意味は無い、とは断言出来ないけれど数ヶ月の実験では今の所意味が無い。但しマットカッツに反論する格好になるけれど内部リンクは除く。これも後日。

私が書いている事はGoogleの事だけでYahooはそれどころじゃない。nofollowの実験さえ出来ない程に要素が定まらず効果が不明。

本題に戻ると「なぜリンクを張らないか?」

これは貼り方(手段やマークアップでは無く意味や発想)を知らず、関連性を持つというSEOを知らない為。もう少しレベルが高ければ企業のサイトで有り個人ブログでは無いからと言えよう。

発リンクにプラスは有る。但しマイナスは無い。

---ここから仮説

しかし受け取った側の価値として(被リンクの価値)は話が変わり、nofollowなら弱く通常のリンクは強まり、最も効果的と思う事はクロールの速さ。ここで言う速さとは速度では無くWMTでいう頻度の事。

---ここまで仮説

もう一度「なぜリンクを貼らないのか?」

対する非SEOでは「なぜリンクを張るのか?」という漠然とした考えでは無かろうか。皆がSEOを知っていて当然と思うけれど、いつまでも浸透しない。だからこそ食って行ける人間は居るのだけれども、あまりにも無関心過ぎる。

SEO関係者はリンクを張るべき理由を「リンク返してくれるかも」などという馴れ合い(ロマン的)では無く、SEOに基づいた戦略(古典的)に解説した方が良かろうて。リンクする面白さや重要性が判り広まれば、Web全体がメッシュ構造になりSEO事業者はソーシャル要素を指揮する事で本来の集客や成約の旨みを得る事が出来ましょう。

書ききれない。

 

(私が考えている)経営者たるマネジメントとは?

前回のポスト「なぜ起業しなくて良いのか」へのご意見。

suganeseo    @boss_ 会社ってのは集団で、マネージメントってのは人を動かす(ほんとは操る)ってことだ。外からモノを言うのと、中に入るのは全く違う。やりたくないなら、やらないのが、絶対正解だ。 http://bit.ly/9bvTcX

元の記事を三行で言うとこうなる。

私には人生の方針が有りそれが何か判らない。仕事手伝えとか金を儲けろとか道の違う事を言われても納得出来ないし勝手にやれ。自分のやりたい事をやった後始末をする時間が惜しい。人間には合う合わないが有るのだから、どう見ても私は事業主としてそぐわない

エディタを使っているから4行になったかも知れない。

それは良いとして。

マネージメントってのは人を動かすってことだ

そういう考え、やり方が普通でリーダーになるなら必要なスキル(ここでは能力)と言えるし、実際に(私では無く)やっている事を見ているから否定はしない。しかし先に書いたように人間には合う合わないが有り、私には人を動かし人を操るスキルが無い事に気付いた。

昔話を掘り返すと正に人を強引に動かし上手く行ったけれど、その才能が無い。

ここでmotoharusumiのお墨付き哲学書が参考になる。上巻に何度も出たロマン的か古典的な観点の違い。人を動かすってのは感情が結構混ざる。もしかすると全部感情かも知れない。いや、根拠が有るのだから感情では無いと言うかも知れないけれど、感情がゼロかと言えば違う。

人を動かすという事は自分の考えが有り、賛同やカリスマを感じて貰えてこそ。

良い例として藤井君のブログがそれで、根拠や分析に基づいているけれど彼女の人間味というか魅力(カリスマ)が綴りの中に有る。私にはそういう物は無いし、有ったとしたらそれは実力では無いので拒否する。だから拒否した。

マネジメントってのは人をほんとは操ることだ

その通りで、2年くらい前から気付いた事。今ではこれが私の出来るマネジメントと思うから今はまだ出来ない。

操るとはどういう事か。気付いていないと思うけれど、皆私に操られている。

  • 私は何の肩書きも無い(一応匿名の)SEO専門では無い個人
  • 私は先月まで手取り23万そこらの37歳の普通のおっさん
  • 私は現在無職で夢も目標も興味さえ判らない人間

どこまで本当で嘘かは関係無い。全部嘘かも知れないし全て本当かも知れない。実はアイレップが来たるソーシャルマーケティング時代の為に仕込んだ社員かも知れない。そんなわけはもちろん無いけれど。

私の戦略は、自分でSEOを実践したブログで広告を貼り、そのデータを全て公開したSEOブログ、今で言うSEO薬箱をやってSEOとは何か?を広めようとした。

鈴木氏や清音氏、パシフィカス、シロウトSEO、リアルSEO、角田氏、彼らに認められ興味を持たれ実際に会いメディアに取り上げられた直後に社名を出してサラリーマン辞めるつもりだった。

結果論になるけれどけれど、藤井君の乱入で話は変わり戦略練り直し。しかし今、私は彼女の上司様としてここに居るし、このブログを興味深く読んでくれる著名人も居るはず。その中に清音さんが居るのだから笑える程の大成功。

皆私に操られた。というと言い方が悪いけれど、そうだという事になる。但しこれは私から見ればの話しで、第三者には違うように見えるかも知れない。

これが私のマネジメントのやり方で、私なりに難しく言えば人間の心理や時間の流れ、今何が起こっていて何が必要とされているかを見てさり気なく行動する事。自然にふるまう事で人が寄って来て、しかも彼らは素晴らしい発想、思考、結果を出せる人物だけ。

例として、realmoshimoyasupiは私がtwitterで操り引き寄せた。それはどちらが考えたでも無く、自然にくっついただけで、私は操っていると言うけれど、本当に自然な事。

 

人材を使い指揮者で有る事とは?

人間を動かそうとすると100人居れば30人は付いて来ない。他人に認められようと思っても100人居れば70人は認めてくれない。

人間を使うというやり方は過去にやったけれど、サラリーマン中に学んだ事は人財を生かす事で使う事でも遣う事でも無い。指揮者で有る必要も無く、優秀なパートリーダー(オーケストラでいう楽器ごとのリーダー)を引き寄せて<ここ重要、必要なら照明を調整したり空調を変えたりしましょうか、というのが今の私で・・・・・

 

私は白か黒どちらか判らなくとも適当に白とか黒という人間で、それに対する意見が面白そうな方を選ぶ事有り。しかし今、それが灰色。黒と思えば白を思い付き、白なら黒を。脳内が灰色になると、どちらも間違っていないけれど違うかも知れないし、そう考えると何をしているのか判らなくなる。

30日経ったけれど月給取り平社員時の反面教師様がひどく、それに反発しているのやも知れません。社員をコマのように考えるカス次長に呆れた為で、トラウマまでは行かないけれど、バランスを取り戻すため。という、静養中のようなもんかも知れませんな。

次回はSEOの話。


twitterを見ると大内さんから@で返信有り。

ouchicom    このようにリンクを張る人も張られる人も自然じゃない人なんです。批判ではないです。ごめんなさい。現実はその矛盾が検索順位に影響しているRT @boss_: その真意とは?なぜリンクをしないかは信頼や関連性tの危惧。私は月10万文字を書き30ページから100以上発リンクする

論点が違っておりオチて満足。

恐るべしアユダンテ。言い回しが素晴らしい。

<蛇足>

こうして有名人から返信が来たら、さも親しそうに引用するという手で自分のオーソリティを上げる。という事を意識せず狙ってもいないけれど、結果そういう事になるのかも知れないから、万一ホリエモンとかから返信が来たらぶっこ抜いて長文書いてさり気なく「いつもの事だよ」感を出すべし。アメブロではブレイクの鍵になりましょう。

補足:大内さんは誰にでも親切丁寧に答えてくれる人間なので私がどうとかは考えていない。だいたい、なぜ私のフォロー外さないのか判らない程にSEOやWeb業界では正統派な企業。

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